倫理って何?
「それは倫理的に間違ってる」、「倫理もクソもねぇ」。
よく聞く文だけど「じゃあ倫理って何?」って質問しても中々言葉にしづらいですよね。
ここでは、倫理とはどういうもので、どういった役割をしているのか書いていきます。
【倫理という言葉】
倫理(ethic)...人間の価値や規範の判断における普遍的な基準となるもの
「倫理」という言葉は様々な言葉で定義されていますが、大半は意味的にこれとほとんど同じことを言っています。「道徳」もこれとほぼ同じ意味と考えて間違いありません。
価値や規範の判断を倫理的判断といいます。
例えば、「~すべきだ/~してはいけない」「~は良い/~は悪い」といった判断のこと。
これらの判断は人間がどのように動けばいいのかの基準となり、またそう動くように人間に命令しています。
ex)ポイ捨ては悪い→ポイ捨てはしないでおこう
【倫理の役割】
倫理は様々なものに関係しています。
その一つが法律です。
ある法律が正しいか間違ってるか判断するのは倫理的判断ですよね。
そして、法律はその法律が正しいと人々が判断したからできているのです。
=倫理は法の正当性の根拠/法を評価するための基準
また、倫理は法を補完する機能もあります。
なんでもかんでも法に定めるのは無駄ですよね。そこを補完するのも倫理の役割です。
2つ目は経済学です。
一見、関係ないように見えますが、もともと倫理(正確にいうと倫理学)と密接に結びついているのが経済学です。
富や財はしばしば私たちの幸を感じる原因となります。これだけでも関係していることがわかりますよね。
さらに、その富や財をどのように人々に配分すれば良いかという問いも倫理学と経済学の問題です。
【まとめ】
先に述べた通り、倫理は僕ら人間にとって非常に重要です。
そもそも倫理がなければ法は成り立ちません。
(「殺人は悪いこと」とされているから殺人罪がある)
どうでしょう?倫理が世の中でどれだけ重要か理解していただけたでしょうか?
しかし僕が書いたのは倫理のほんの一部であり、本当はもっと広く深いものです。
興味があればぜひ調べてみてください!