【大学入試】センター日本史勉強法
範囲は広いが単純な問題が多いのがセンター日本史です。
全36問、形式は正誤問題、地図問題、読解問題、空欄問題など様々です。
ですが、前述したとおりそんなに突っ込んだ難問は出てきません。しかも回答時間は1時間と問題数、難易度を考えると割とあります。
なので、しっかり勉強した人は油断しなければ9割、満点も十分狙えます。
しかし僕が高校生の時、日本史をどのように勉強していいかわからないという人が結構いました。
調べてみると割とそういった方が多いらしいです。
ここでは僕の日本史の勉強法を政治史・文化史・経済史に分けて書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください!
【政治史勉強法】
政治史は文化史、経済史を理解するのに重要な基盤となります(後ほど詳しく)
まずは教科書または授業プリントを用いて大まかな時代区分をとらえましょう。
その際どういう出来事が起きてどういう時代になったのかを理解して覚えていきましょう。
ex)
①皇位継承争いで壬申の乱勃発(672)…大友皇子(有力豪族を引き連れる)vs大海人皇子(地方豪族を引き連れる)
②大海人皇子が勝利→負けた有力豪族が弱体化した
③天武天皇となった大海人皇子が部曲廃止、八色の姓の制定など今までの有力豪族に不利な政治をしていく(しかし当然、負けた有力豪族は何も言えない)
もし「壬申の乱で大海人皇子が勝ち、以後豪族の地位はより強固になった」なんて正誤問題が出たら①からでも類推は可能ですが②、③がないと安心して回答できません。
それに、「壬申の乱で勝ったのは大海人皇子」としか覚えてなかったら躊躇なく正と答えてしまうでしょう。
このパターンでミスする人が受験生にはかなり多いそうです。
ですから、出来事を覚えるのも大切ですが、その結果がのちにどのように影響していくのかも理解しておくと、こういうミスはなくなります。
そして、知らないことが出てきても、結果から容易に類推できる場合も多々あります!
【文化史勉強法】
前述したように文化史を理解するには政治史が重要な基盤です。
ex)安土桃山時代、織田信長による延暦寺焼き討ちや石山戦争などにより仏教色が希薄 化した。
→そんな安土桃山時代に仏像彫刻が盛んになるわけがないですよね。
このように、文化史は基本、政治史の上に成り立っていることが多いです。
→常にその時代の政治背景を意識しながら覚えていく
しかし語句の名前など暗記シリーズもたくさんあります。
これは覚えないと仕方がないので、どういうものか理解して覚えていきましょう👍
僕は帰宅時に覚えて翌日朝に確認してました。ホントに大変でした(笑)
【経済史勉強法】
経済史も文化史同様、政治史が基盤です。
この経済史は入試の中で差がつく分野です。少し細かいことが多いですが覚えれば差をつけられます。
コツとしては大きいデフレ、インフレなんかはとある出来事がないと起こらないので、これもまた政治史から論理的に考えればスッと頭に入ってきます。
特産品の生産地なんかは地図問題でも空欄問題でもよく見かけます。
【日本史おすすめ教材】
最後の総仕上げにおすすめ
・マーク式基礎問題集(河合)・・・知識定着用、マーク式慣れ用
・ センター日本史(啓隆社)・・・センター過去問を時代順に並び変えた問題集
時間がない人におすすめ
【最後に】
日本史は単純暗記とかいう人がいますが、それでいくとホントに大変です。
だからなぜこうなるのかを理解しながら覚えていくと頭に入りやすいうえに、つながりも理解できて前述したミスもなくなります!
それに、日本史をで高得点を取れないのは非常にもったいないです。
それは、センターに限らず国立・私大入試もそうです。
日本史は後回しにする人が多いですが、量が多いので早くからやったほうが後々楽です。僕はそのタイプでしっかりセンターも私大も9割とることができました。
後回しにしてた人はセンターでも私大でも5,6割くらいしか取れなかった人がほとんどでした。自信のない人は早めの対策をおすすめしますよ!